****左右(愛の代価)

 1996/3/17 Yukimi Hayashi   

左右

 心に送られてくる“光”の数は、上下、左右二つに分かれた二本のパイプ、計4本の導通路から各9色づつ合計で36色送られてきます。そして、その内の4色が**表面意識に現れている訳です。つまり36:4でこれは9:1になります。

“光”は****後ろの未来から前の過去に流れていますから、つまり後5●から前2●へと流れて、5●に90%、2●に10%のエネルギー配分になっています。
前後だけでなく、上下、左右それぞれの****方向(“光”)にも一定の法則に基づいてエネルギーが配分されると考えるのが妥当です。これは絶対的比率ではなく相対的なものです。
エネルギー配分
( )内は補数。
8と1は直接方向に関与しませんが、その補数である6●3●が上下という方向に対応している。
 そこで***倍数の法則によりエネルギーは図の矢印の様に流れますから、そこに90%と10%を配分してみます。

先ず、5●に90%、2●に10%が配分されていますから、5●と隣り合っている7●1●(6●)(循環している)の配分比は、5●が90%に対しそれぞれ10%とします。

次に7●の隣を90%、2●の隣を90%にします。

 すると8●4●2●1●が隣同士なのに90%、10%と同じ比率が二つ並びます。しかし8●1●は直接方向には関与(表に現れない)していません。他は90%と10%が交互に並びます。
 これを元に6つの方向の配分比を検討してみます。2●前の10%と5●後の90%は決まっています。

左右は、7●左が10%ですから相対する4●右は90%で問題ありません。

更に1●8●と両者共*補数ですが間接的に決めることができます。1●の補数6●上が10%ですから、8●の補数3●下は90%でこれも問題ありません。

補数で配分比を決めても構わない理由は、7●左と2●前は補数関係にあり共に10%になっています。また他の方向に対応している“光”の補数も同率にすると理論的に矛盾がありません。同率でなければならないのです。
方向と配分比

 このように4●右が90%で7●左が10%というエネルギーの配分比になります。ということは相対的に右の**4●本能は90%働きますが、左の*7●は10%しか働かないのです。
ですから、人々はあらゆる欲求に対して弱いのです。「欲を捨てろ」などと言いますがそう簡単にはいきません。これは物質世界の性質上仕方ありません。愛を以てこの世を渡るのは大変に難しいことだと理解できます。

 全ては神様の仕組んだことです。元来人は誰でも欲張りで薄情なものなのです。よく宗教、修業法等で「我欲を捨てゝ愛を以て物事に対処しなさい」と言いますが、どちらも全く同じ意味で、欲を捨てた分相対的に愛のエネルギーが増える仕組みになっています。
意識と配分比  全部をまとめてみます。右本能が90%に対して左愛と前感情がそれぞれ10%です。そして後ろの理性が90%になります。
人が動物として生きるのに最低限必要な本能には90%のエネルギーが配分されています。同時に*肉体に対応する3●下にも同じように90%が配分されます。
 表面意識の5●の直ぐ後ろ(**潜在意識)には3●8●が控えています。8●3●は共に90%のエネルギー配分です。補数の場合は同率の配分比となります。一切無駄がありません。矛盾がありません。神様は誠に絶妙な仕組みを造ったものだと感心します(だから神様なのかも知れません)。

 ここで確認しておきますが、これは方向に対する相対的なエネルギー配分です。方向は絶対的なものでなく、心の作用を考えた場合はその人の表面意識が基点になります。
ですから、これは表面意識と、直ぐその後ろで表面意識を支えている心の“光”におけるエネルギーの配分比、作用の強弱の関係ということです。

 7●3●は表面意識に現れませんが物質世界の方向に対応し直接エネルギーの配分に関係してきます。1●8●9●は直接関与しませんが、それぞれの補数関係にある6●3●4●と同じエネルギー配分比です。表面意識に対して潜在意識の比率はあくまでも1対9で変わりません。

 9●*心眼のエネルギーですが4●本能と関係しています。犬や猫その他のあらゆる動物に無条件で好かれる?人がいます。動物は本能でその人の潜在意識を見ている様です。また反対に動物や植物の気持ちが分かるという人もいます。このような方は心の眼で見ているのです。

 9:1の配分比の時、9●4●)に90%で8●にも同じ90%です。8●は別名*アンテナと言われるように情報(波動)を受け取る感度に関係していますから9●と同時に働いて、肉眼では見えない世界を見る(感じとる)ことができるのです。誰でも本来このような力を持っているものと思われます。

 この時、6●1●には10%しか配分されませんが、6●の智性も1●の念のエネルギーも特に必要としません。見える世界では欲望の源泉である4●本能だけが90%働きますが、情熱の源泉である2●感情と、愛情の源泉の7●愛(愛と愛情は別、愛=7●、愛情=2●5●7●の作用)、知の源泉の6智性の各エネルギーは10%しか働きません。

制御

 そこで5●理性の持っているエネルギーが重要な役割をします。理性は見えない後ろの世界に属し見える世界を後ろから支えています。
ですから90%のエネルギーを持っていますが、表面にはなかなか出てきてくれません。如何にこの眠っている理性のエネルギーを働かせるかが調和のポイントになります。
 配分比を変化させてみます。5●理性の持っているエネルギーの内の更に20%を、2●感情に渡し2●のエネルギーを30%にしてみます。そして後は先程と同じ要領で配分します、すると図のようになります。 配分比を変える(理性-20%→感情+20%)
再配分の結果  5●の20%のエネルギーが2●に移るということは、結果的には4●の20%が7●に、3●の20%が6●に渡されることになります。
4●本能が70%に抑制され同時に3●肉体のエネルギーも同じ70%になります。
そして7●愛と2●感情、6●智性のエネルギーがそれぞれ30%に高まります。
 この時実際にはどのようにエネルギーが動くかといいますと、潜在意識の5●4●2●6●各位置にある5●がそれぞれの“光”にエネルギー配分します。
表面上は5●3●4●から同量ずつエネルギーを持ってきます。そして3●4●から持ってきたエネルギーと5●自身の持っているエネルギーを6●7●2●へ等量ずつ配分します。

 このように移動できるエネルギーの範囲は決まっています。一見、法則性がないように見えますがエネルギーが表面(前2●)に出て来る時には、369マークの配色順序と同じ左に回る(反時計回り)という法則があるようです。
 **直角の原理では9●1●8●の“光”を倍数の法則に従い倍々にしながら左回りに配置していきます。これも同様の理由によります。
エネルギーの移動範囲
 5●は常にその時々の状況に応じ無段階に開閉状態(エネルギーの配分比)を変えています。これが5理性のみが持つ制御作用です。5はカメラのシャッターように**半開きの状態もあるという仕組みです。
右回り  では逆の場合はどうなるでしょうか。
9:1の時に逆に右回り(時計回り)に10%回すと、6●7●2●は0%で3●4●5●は100%になります。
本能と肉体のエネルギーが100%働き智性、愛、感情は一切働きません。この時には5●理性が後の見えない世界に対応しているという関係上、理性のエネルギーは100%隠れてしまい、100%のエネルギーを持っていますが5●理性は一切働きません。
左回り  正反対の場合を考えて下さい。3●4●5●が0%で6●7●2●が100%の場合です。
5●理性は0%ですが6●智性と7●愛そして2●の情熱により理性は必要ないのです。
理性を働かせるとは5●自身が持つエネルギーを使い切り、全部前に出す事を言うのです。
これも***5●の特殊性の一つです。また5●**αωと言われる理由の一つでもあります。他の“光”と正反対の状態、即ち0%の配分比の時100%の働きをします。
 3●4●5●が100%で他が0%の状態は、肉体の維持及び活動と本能に全エネルギーを使い無意識的な行動状態で、人が突然何かの危機に遭遇しとっさに行動するような場合です。
4●本能と8●直感のみで3●体が***3●き、何も6●考えないし何の2●感情もなく、この状態の時には恐怖心もありません。

 火事場の馬鹿力もこの状態で、後から智性や感情が働きだすと急に恐くなったり、自分のとった行動を考えることができるのです。
但し“光”には明暗の二通りの状態がありますから、マイナス状態になると恐怖心で身がすくみ何も分からず茫然自失状態です。誰でも一度や二度はこのような経験をしたことがあるでしょう。

螺旋

 369マークの配色が2〜7と左回りでなければならないのは“光”エネルギーを取り出すためです。また369マークを*鏡に映してはいけない理由は、鏡に映った369マークは右回りです。エネルギーを“光”の世界に返してしまいます。マイナスの現象が起きるのは当然です。

 369マークは単なるオマジナイではないということです。もっともこのような効果があるものをオマジナイというのなら話は別ですが。
社寺仏閣、祭り等でよく見かける二つ巴、三つ巴には、右回りと左回りと両方あります。単なる意匠ですからどちらも間違いとは言えませんが、***369の原理によって心に入ってくる“光”の状態を見て描き表したものですから、本来は左回りなのです。

 水の渦巻きから未知のエネルギーの出し入れができるといわれています。渦巻き模様、スパイラルテープも同様です。これらのものの原理は“光”エネルギーの出入りの際の回転方向にある訳です。
****DNAが螺旋を描いていなければならない理由もここにあります。CDの情報を読み出すのにレザー光線を使うのと同様に、DNAの情報を読み書きする際には“光”エネルギーが必要だからです。DNA自体は単なる物にしか過ぎません情報を入れる器です。情報は物ではありません。

代価

 5●の変化に合わせ3●4●は同時に同量増減し、7●2●6●は前者に対し反比例する関係にあります。
これは調和法により5●4●2●6●、と4つある前の“光”の内、自分の“光”だけを磨けばよいということを意味します。磨くとは5●の持つエネルギーを注ぎこむ事ですから、何れか一つの“光”を磨けば次々と他の“光”の曇りも取れるという原理はここにあります。
そして、5●のエネルギーは全部出し切ってしまっても構いません。それは愛と情熱と智性に変わるからです。そして欲望は消えてしまいます。この状態の時には理性のエネルギーは必要ありませんから出し惜しみする必要はありません。

 ヒトとサルは共通の祖先から進化したといわれています。そしてヒトとサルとの一番の違いは知性の差といわれています。しかし、このようなエネルギーの配分システムから考えられることは、ヒトとサルとの最大の違いは、理性の働きの違いと言えるようです。
結果的には知の蓄積(文明)により知恵に大きな差がつきましたが、理性の働きにより感情、智性、愛の三つが同時に働かなければ人もサル並みといえます。
ヒトに往々にして見られる現象ですが理性を失い(5●がエネルギーを出さない)、4●の欲求のみが暴走し7●愛のエネルギーが働かなかった場合は、6●智性とは関係なく既に蓄積されている知恵だけはありますからその行動と結果はサル以下となるようです。知恵は人類の心(精神)の調和度に応じプラスにもマイナスにも働きます。

 それから、無償の愛とか、ただ与える愛だとか、何となく尤もらしくそして耳に心地よいことを説いているのを見聞しますが、それは単なる言葉による意味不明(具体的に説明不可能)な観念論に過ぎません。
実は、愛は無償ではありませんタダではないのです。理性という代価が必要です。表面的にみると欲望という高価な?、代価を払わなければなりません。
また人に与えるものでもありませんし、貰うものでもありません。自分自身の“光”エネルギーの配分比を少し変えるだけで良いのです。心の世界は自力というのはこの事を指しているのです。

方向音痴

 見えている世界が全てと思っている方が可成り居るようですが、我々には見える物と見えないものがあります。宇宙空間に存在する物質は全てが見えている訳ではありません。
見えない物質(質量)の方が遥かに多いのです。観測の結果からの計算によると宇宙の全質量の内、見える(光っている)物質の質量1に対して、見えない(光っていない)質量が9存在するといわれています。

これは表面意識と潜在意識の1対9と同じ比率です。物質宇宙そのものが心の世界と同じエネルギー配分になっています。当然と言えば至極当然で物質宇宙は“光”宇宙の投影であり、心は“光”宇宙がそっくりそのまま反映されています。
見えない世界は存在しないと思っている方は後ろの方向が分からないのです。このような方のことを方向音痴と言います。帰る処が分かっていない訳ですから迷子になる可能性があります。呉々もご注意を。
3つのピラミッド  また、6つの方向(“光”でみた6つの次元の世界=物質世界=この世)の世界には3つのピラミッドが存在します。それは前後、左右、上下というピラミッドで、それぞれ頂点が1に対して底辺が9になります。1●9●“光”のαとωです。

 そしてそれは前後2●5●7●、左右7●4●2●、上下6●3●9●**宇宙暦を表す729となり、物質宇宙(空間)と“光”宇宙がぴたりと重なります。
ピラミッドのもう一例を我が太陽系でみると、一つの太陽に9個の惑星で1対9です。地球はその第三惑星で3●は肉体(生物)を表すエネルギーです。余りにも出来過ぎでしょうか。
 神様は1と9に分けるのが、ことのほかお好きなようです。もっとも※ヨハネの黙示録では「わたしはアルパであり、オメガである。最初の者であり、最後の者である。初めであり、終わりである。」と自己紹介していますから当然と言うべきでしょうか。

 人種、性別、環境、年令に一切関係なく右利きと左利きの割合は一定で右90%に対して左10%と決まっているそうです。脳生理学ではその理由が分からないといっていますが、おそらく解けることはないでしょう。左右に対する“光”エネルギーの配分比がこのようになっているところから、利き腕の比率も決まってくるのでしょう。



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