*見えてくる“光”

 すでに“光”が見えると思って説明します。見えない方は*点火法の実践を徹底して下さい。

 個人によって多少の違いはありますが、これから上げるプロセスを最初から体験する人といきなり何段階目からの状態から始まる人があるということです。

 プロセス通りでなくても余り気にしないで下さい。***最終的には皆同じ状態になります。

よろこび

 “光”は球体ですから、“光”の真ん中からみると光の海の中に居るように感じます。ですからぼんやりと全体に薄い薄日がさしてきたような感じになります。また球体が左右上下自在に動きますから光の濃度の違いが発生します。ということは、人により前、後ろ、右、左にと各人各様に薄日を感じ始めます。

 次に、薄日がそのまま、自分の前の“光”、“みどり”の人はみどり、“きい”の人はきい、の光のガス体のように見えてきます。大きさは人によりさまざまで、バスケットボール大からピンポン玉大等です。

 今度は、前の“光”に続いて後ろの“光”でも同様な状態が見えてきます。前と後ろの“光”は交互にまたは、混じり合って同時の時もあります。

 前後の“光”の組み合わせによる呼吸法は理論的に**36法あり、その内の1法が実現されてくるわけです。

 ここまでは“よろこび”の期間といえます。この状態で“光”の充填度30%と思って下さい。

 この辺りになりますと、深呼吸をしなくても“光”は楽に見える状態に達していますから、慢心してしまって呼吸法を止めてしまい、自分勝手に“光”に遊ぶ方がでてきます。既成の宗教や、修業法を修めた方が陥りがちの境地です。

 「何も“点火法”だけが真理ではない俺はあれもやった。これもやった。だからその中の良いところだけつなぎ合わせて、俺が世界一の調和法を完成したって構わないではないか」と、
 それなりの理論がおありのようです。それはそれで結構ですが、ただ、一つ言えることは基本から逸脱し失敗し、皮肉なことにご自分では修復できない方が殆どです。

充実

 これらの状態の合間に線香花火の火の玉を除いた火花だけを見るような状態、細かい井桁の格子から光を見ている状態、天の川の様な光の砂を撒いたような状態、“光”は生き物ですから常に動いています。

 この頃になると自分の前後の“光”だけでなく1から9までの“光”や、光の球がいろいろな大きさで運動するのが見えてきます。
また、棒状の虹、環状の虹が眼前に見えたりもします。
 何故そのように見えるかといいますと、層状になった“光”の球の内側から球の断面を見ているのだと思って下さい。

 眼前といいましたが、その「眼」とは何か?といいますと**潜在意識を構成する“光”の球を立体的に配置しますと549のと527のは、*風船玉のほぼ中央にあります。

 このなかの*“9みよ”でみている訳です。宗教家などが心眼といっているものですが肉眼ばかりでものを見ないなどと、具体性に欠け曖昧な説明のためよく理解されておりません。心眼とはこの9のエネルギーのことなのです。みよと命名されているのもそれ故です

 点火された心のエネルギーが後ろの*パイプから風船玉の中に送り込まれ、今まで休眠状態だった**レンズの役割をしている、各“光”の球がエネルギーで充填されていく有り様を、9の位置(風船玉の中央)から前後左右上下と自在に眺めているのだと思って下さい。

 この時期はどなたも調和法を実践している時に、大変充実感を感じるようです“よろこび”の期間に対して “充実”の期間といえます。

 深呼吸をしなくても“光”が見える境地になっていますから、基本からはずれがちな人がこの時期に一番多いようです。くれぐれも気をつけて頂きたいと思います。

100%

 基本通りに深呼吸をしておりますと、“光”の充填度が70%を越えて来ます。どの様なプロセスを踏んだ方も、もろもろの“光”が純化され滅多に現れなくなります。

 というのは、234567、9の“光”は皆**9G(ゴルドカラー)になります。物質世界の光(電磁波)では、色、光いずれの***3原色も混ぜ合わせると白色(無色)となります。“光”の場合は透明で見えません聖書の表現を借りれば、※すきとおったガラスのような純金に転化していきます。

 そして、うすむらさき、8むらさき、だけは転化せず、ただ、純化していくだけですから、いずれにしてもむらさきだけになって行きます。

 その頃になりますと、眉間の辺りから次々発生した光の球(光芒だけが見え***光の輪に感じます)が押し寄せてきては消えていくように見えます。充填度100%です。

最終段階

 それがいつのまにか、光の球が前方のむらさきの光のドームの中に消えていく状態に気付きます。今度は正真正銘、前に出ていっているようです。充填度100%を超えた状態です。
 後ろから入ってきた“光”が、心(*“光”の風船玉)を満たし100%を超えますと“光”は当然あふれ出ます。入ってきた“光”があふれ自分を通り越し前方に出ていく様子を見ていると思って下さい。

 “光”は毎分36回送られてきますが、そのうち4分の3は、**3→9G,6→9G,9→9Gで透明でみえません。

 自分の個性を形成する“光”の球が光芒を放ちながら眉間の中央部に吸い込まれていく状態これが最終的な状態です。この状態を**悟りの境地と古来より呼んでいるようです。

 仏像の眉間に白亳(びゃくごう)や第三の目がある理由がお解り頂けたと思います。あのデザインは現実的体験によるものです。

 光は眼前に展開されているように感じます。人間は目が頭部の前面に付いていて、常に前面しか見たことがない訳です。
 その為に“光”が見えるとそれが前と感じ、初めは押し寄せてくるように感じます。それと人は常に頭部に付いている目でものを見ている関係上、眉間の辺りのような感じを受けるのです。
 実際には“光”は背中から入り胸の自分の“ひかり”の位置から出て行きます



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