***原色

原色

 物質世界の原色には、光の3原色と色の3原色の、6つの原色があります。
これらの色は他の色の混合により作り出すことは出来ません。そしてこの原色の混合により全ての色を作り出すことが出来ます。
光の原色はテレビや舞台照明等で使われ、色の原色は絵の具、ペンキ、印刷等で応用されています。
光と色の3原色

 “光”の世界には更に**1、8、9の3つの原色がありますが物質世界には直接色として現れません。

膨張と収縮

膨張、収縮  “光”の***膨張エネルギー、収縮エネルギーが膨張色、収縮色という性質に現れています。図の2、4が膨張色6、5が収縮色です、中の四角をじっと見つめてどちらが手前に出て見えるか、奥に下がって見えるか確認して下さい。これはエネルギーの持つ性質が直接、色に現れるための現象です。

色の呼称と“光”の呼称

 ☆色彩学や一般的な呼称は大凡下図の様になっています。
ここでの色の指定方法はRGB各色を16進数の00〜ff(10進数では16×16=256段階の0〜255)で指定してあり、原色はRGBの1色或いは2色が最大値の、ff(255)、他は00(0)の純色を使用しています。ただカラーディスプレイの特性上、多くの場合印刷物等より明るく表示されます。

そのため“光”の呼称で2あかと**3オレンジは日本の一般的な呼称と違います。また他の色も色彩学で言われる固有色名と多少違います。

RGB値での色の指定は合理的で、カラーディスプレイの性能に依存しますが、各色256段階の場合256×256×256=16,777,216色になり、人の識別能力を十分カバー出来ます。

色と“光”の呼称

 この様に原色を純色(単一色)で指定しないと理論的に矛盾が生じてきます。同時に色名を単一にしないと混乱します。
 現在使われている原色の色名で矛盾のないのは黄くらいのもので、単一色光であるを青紫、単一色のを青緑等と混合色を思わせるような☆色名(複数)が付いています。
これが色の理解を妨げている一因のように思えます。特にの混乱がひどいようです。

光と色の混合

 光と色の原色同士の混合は下図のようになります。光の原色から色の原色が、色の原色から光の原色が現れます。
“光”と色の混合

補色

 369のマークの対角の位置が補色関係になります。補色と*補数を混同しないようにして下さい。

補色

補色の混合

 例として2と5の混合を考えてみます。2は3、7の光の合成ですからそれに5を加えると3、5、7の光の3原色が揃い白色となります。他の補色同士も同様に白色になります
 この現象は物理的には実験の現象として分かっているだけで****理論的証明はされていません。
白色に見えるということは3原色を効率良く反射する色材が白色を呈しているということで寧ろ無色といった方が正しいでしょう。

補色の混合

 補色同士を光で混合すると白、色で混合すると黒(実際に絵の具で混合すると色料が理論通りの原色でないため暗灰褐色)になります。理由は補色を混合することにより3原色が揃うためです。

 当然6原色(3組の補色)を光で混合すると白になります。369マークをコマにして回すと(光の混合)白になるのはそのためです。“光”の世界では**無色透明になり見えません。

 物質世界の光の性質は“光”解明の重大なヒントにはなりますが、“光”が物質の光と同じ物理法則で支配されているということにはなりません。
 物質世界の光の性質は“光”の性質の一部が、目に見える世界に投影されたものであるということです。
ですから、目に見える光の性質にこだわっていますと、心の“光”を理解することが難しくなってしまいます。“光”を考えるときには目に見える光のことは一旦忘れて下さい。
 よく宗教画などで特定の光源から光が燦々と降り注いでいるのを見かけますが、心の世界の“光”にそのような性質はありません。“光”は***球体で行動します。



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