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錘体細胞は網膜の中心部に分布し色を認識し、光量が少ないと働きません。 この細胞には、三種類あり各々3●、5●、7●の光に感応します。 左図は一般的に使われている図です。一見何の問題もないように見えますが矛盾した点があります。(後述) |
錘体細胞から3●、5●の信号を受取り統合するタイプ | 4●を中心に3●に近い4●から5●に近い4●まで認識します。 |
錘体細胞から5●、7●の信号を受取り統合するタイプ | 6●を中心に5●に近い6●から7●に近い6●まで認識します。 |
錘体細胞から7●、3●の信号を受取り統合するタイプ | 2●を中心に7●に近い2●から3●に近い2●まで認識します。 |
1.先ず3●と7●を受け持つ細胞が感応し2●と認識され脳に信号を送ります。 ところが(注1)変化のない同一の信号を送り続けると信号が次第に弱まります。あるいは脳細胞の段階で送られてくる信号に対して認識しなくなる(無視する)という性質があります。 2.次に白とか灰色の面(紙とか壁面)を見ると3●、5●、7●を受け持つ細胞は同程度感応しますが、3●と7●からの信号は弱いままで、今まで働いていなかった5●を受け持つ細胞の信号が相対的に強くなり2●の***補色である5●が見えます。そして(注2)この状態は暫く続きます。 |
人は見えるものを見ているのではなく、見たいもの見ています。 同様に聞こえる事を聞いているのではなく、聞きたい事を聞き、知りたい事を知り、思いたい事を思っています。 たとえ無意識のうちでも全て自分で決めています。ですからどのように決めるか***基準が必要になります。 そして知りたくない事は忘れてしまいます。場合によっては記憶喪失や発狂という非常手段を使ってでも忘れてしまいます。 しかし決して記憶が消える訳ではありません。退行催眠等でそれを知る事が出来ます。 |
また、眼は常に****微動しているため網膜上に映る像は微動していて、その像を特殊な装置で固定(静止網膜像)すると網膜に映っていてもその一部しか見えると認識出来なくなる等の性質があります。 図の例はAという図形の静止網膜像の場合です。見始めて数秒後には全く消えてしまい、再び現れた時にはある種のまとまりを持って現れたり消えたりします。 |
色の場合も似たような現象が起き、色の境界部分を静止網膜像にすると境界が消え中心部分も外側と同じ色になってしまいます。 |
錯覚のワンダーランド 鈴木光太郎 著(関東出版社)、他