*危険

 瞑想は常に危険が伴います。瞑想は迷走につながります。瞑想をする際に、多くの場合心を「空」に、「無」にしなさいと言います。
しかし心を空にすると、今まで抑制されていたものが一気に吹き出します。これは危険なことです。この状態がひどくなると自分ではコントロール出来ません。

 心は常に、**5理性、4本能、2感情、6智性、の4つのエネルギーの****バランスを取りながらコントロールされています。そして、コントロールするのは自分自身です。

 調和法をする時には、それぞれのエネルギーが暴走しないように、心を空にするのではなく満たさなければいけません。
しかし、今まで何でどのように満たしてよいか分からず、「まあ、取り合えず空っぽにしよう」ということにでもなったのでしょう。

 実は心は“光”で満たせばよいのです。“光”の呼吸法で“光”が溢れ出すまで取り込んで“光”で満たしてやればよいのです。“光”は**毎分36回無限に無償で送られて来ているのですから。

 完全に満たしてしまえば、全てのエネルギーが暴走することはありません。更に溢れだした“光”エネルギーが周囲を“光”で染めていきます。“光”エネルギーは大変強力なエネルギーです。論より証拠、体験して頂ければ分かります。
 私には何々の霊がついている。私はお釈迦様に逢ってきた。誰々の生まれ変わりだ。特別な力を与えられた。
 確かにこのような方の中には、病気を治したり、いろいろのことを言い当てたり、というような力を持っている方がいます。

 しかし、何時も不調を訴えているとか、哀れな末路だったとか、言動が調和された人のものとは思えないという場合、自分で自分の心をコントロールすることを放棄してしまった結果です。

 心を空にし、その隙に乗っ取られてしまった結果と思って下さい。心は自力の世界です。自分でコントロールしなければなりません。
 **色即是空 空即是色、どなたもご存じの般若心経です。空をカラと思わせたのは、この「空」でしょうか。



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