***“光”の暦(40日暦)

太陽暦

 本人(一段目=一人目)の“ひかり”の計算は、世界で最も一般に使われている太陽暦(【グレゴリオ暦】1582年ローマ教皇グレゴリウス十三世制定)によっていますが、何百という種類の暦を人類はその歴史上使っています。現在でもイスラム暦、ユダヤ暦、仏暦など使われています。
 しかし何れにしても年月日を表すものであり、年月日の数字は、そのまま太陽と地球と月との宇宙空間における幾何学的位置を示すものです。

成立過程

太陽暦の成立過程 現在使われている太陽暦の成立過程を“光”の立場から考えてみます(平年)。“光”で考えるとは9進法で考えることですから、
先ず12の月に3O日づつ割当てます。

 3O日×12ヶ月=36O日

5日残りますから奇数月の若い月から順に、

 1月、1月(1O月)、3月、3月(12月)、5月、

に1日づつ分配します。

でも、困ったことに7月生まれのユリウス(Julius)が自分の生まれ月が小の月(30日)とは、けしからんと2月から1日持って行きました。
それを真似した甥のオウグースト(Augustus)も 1日持って行ってしまいました。以上の操作で現在の太陽暦の出来上がりです。

 “ひかり”の計算に人間が勝手に決めた暦を使って良いものかとの疑問が生じます。しかし、計算結果から導きだされた理論が何の矛盾もないという事は何を意味するのでしょうか。
何でも自分で決めている積もりですが、実は全てが“光”のコントロール下にあるという事です。無意識のうちに天体(地球)の動きを元に現在の暦を作らされたと言って良いでしょう。

40日暦

 それは ノアの六百歳の二月十七日であって、その日に大いなる淵の源は、ことごとく破れ、天の窓が開けて、雨は四十日四十夜、地に降り注いだ。 (創世記 7.11〜7.12)
 水はしだいに減って、十月になり、十月一日に山々の頂が現れた。
四十日たって、ノアはその造った箱船の窓を開いて、からすを放ったところ、からすは地の上から水がかわききるまで、あちらこちら飛へびまわった。 (創世記 8.5〜8.7)

 40日、或いは40という数字がここぞという所に出てきます。一番有名なのが、いわゆるイエスの荒野の彷徨です。
 さて、イエスは御霊によって荒野に導かれた。悪魔に試みられるためである。そして、四十日四十夜、断食をし、そののち空腹になられた。 (マタイ伝 4.1〜4.2)

 我々が、何かにけじめをつけるのに用いられる日数の単位は何でしょう、「月」です。
心の世界でひと月とは、どうも、40日なのではないのか、聖書の句の40日を月と読み換えても何ら不自然ではないようです。

配分

40日(光)暦の作成  そこで、ひと月40日の暦を作ってみることにします。太陽暦と同じ要領で

 4O日×9ヶ月=36O日

残りを奇数月に割り当てます。

 太陽暦と40日の暦を一覧にしたのが***40日暦です。誰も作ったことのない新しいカレンダーですから、「光暦」と呼ぶことにします。

月と日がわかれば、光暦の第2数(月と日を9進法で足す)は計算できます。この数字は年の変化の影響は受けません。この40日暦の“光”(第2数)を整理すると*“光”の兄弟第2数換算表、「光暦」が出来上がります。

一見、複雑そうですが太陽暦と光暦の関係が分かりますと、表(光暦)を見なくても 第2段目第2数が割り出せるようになります(40日暦の最下段の月の変わり目に注目)。

 光暦は心の世界の暦で現在という瞬間を表す暦です。太陽暦は過去を表しています。
現在が存在するためにはまだ足りないものがあります。それは未来です。未来を表す暦を***宇宙暦といいます。
 この世は「泡沫の夢」とよく言われます。また「我考える故に我あり」とも昔の哲学者は言っています。
現在のように科学が発達した時代でもこの問題の答えを出すことが出来ていません。何故でしょう、今まで人類は過去の暦しか持っていなかったのです。過去を扱う科学しか持っていなかったのです。
この3つの暦により始めて、我々が今ここに存在しているということを証明できます。



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